円覚寺のご朱印は、全部で5種類あります。
それぞれのご朱印は、仏様の真言を書いていますのでご紹介いたします。

1、本堂・十一面観音

ご朱印・十一面観音
円覚寺のご本尊は、十一面観世音菩薩です。

ご朱印には「オンロケイジンバラキリク」という真言を書いています。
ちなみに、十一面観音にはもうひとつ「オンマカキャロニキャソワカ」という真言もあります。

2、薬師堂・薬師如来

ご朱印・薬師如来
薬師堂にある国重文の薬師堂内厨子に安置されている薬師如来です。
薬師堂内厨子は青森県で最古の建造物になっています。

ご朱印には「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」という真言を書いています。

3、金毘羅堂・金毘羅大権現

ご朱印・金毘羅大権現
江戸時代に建てられた金毘羅堂には金毘羅大権現が安置されています。
北前船商人の寄進による建立でした。

ご朱印には「オンヤキシャジンバラソワカ」という真言を書いています。

金毘羅大権現の御真言として、「オンクビラヤソワカ」と唱えられている寺院もあります。
これは、薬師如来十二神将の宮毘羅大将を本地仏としているためです。

しかし、円覚寺では古来から宮毘羅大将は夜叉の神ということで、夜叉の総呪である「ノウマクサンマンダボダナンヤキシャジンバラソワカ」とお唱えしていました。
ご朱印でもそれにならって書いています。

ご朱印を書くにあたっては「ノウマクサンマンダボダナン」の部分を「オン」に書き換えていますが、
どちらも「帰依します」という意味で同じです。

4、稲荷堂・稲荷大明神

ご朱印・稲荷大明神
金毘羅堂と棟続きになっている稲荷堂の稲荷大明神です。
円覚寺の鎮守の神様です。
伏見稲荷系の神様で、おじいさんの姿をしているのが見て分かります。

ご朱印には「オンバラダハンドメイウン」という真言を書いています。
稲荷大明神の本地仏が如意輪観世音菩薩なので、如意輪観音の御真言です。

5、見入山観音堂・如意輪観音

ご朱印・如意輪観音
津軽観音霊場9番札所で、深浦町大字追良瀬の追良瀬川の上流にある見入山大悲閣です。
ちなみに円覚寺は10番札所で、巡礼の際には9番と10番の二つのご朱印は円覚寺で押すことになります。
なお、十和田の奥入瀬渓流とは違うのでご注意下さい。

ご朱印には「オンハラダハンドメイウン」という真言を書いています。

稲荷大明神の所で、如意輪観音の御真言は「オンバラダハンドメイウン」だと書きましたが、なぜか円覚寺では「オンハラダハンドメイウン」と書いていました。
日本語でも同じような音の言葉を違う漢字に変化させて書き換えることがありますが、サンスクリット語も日本で唱えられる時にそのような変化をすることがあります。
言語の意味的には違う言葉になってしまいますが、信仰の上の言葉なので言語学的な間違いよりも信仰のほうが勝り、今に伝えられているのです。
というわけで、円覚寺では如意輪観音ご朱印には「オンハラダハンドメイウン」と書いています。

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