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「真言って、いったい何回唱えればいいんだろう?」

密教や真言・マントラに興味を持って調べ始めると、最初にぶつかる疑問がこれではないでしょうか。

ネットを見ると、

  • 3回
  • 7回
  • 21回
  • 108回

など、さまざまな回数が紹介されていて、逆に迷ってしまいますよね。

「回数を間違えたら意味がないのでは?」
「正しい回数を守らないと失礼なのでは?」

こんな不安を感じる人も多いと思います。

ご安心ください。真言には「絶対にこの回数でなければいけない」というルールはありません。

とはいっても、普段の法要やご祈祷でよく使われる回数はあります。
それが「3回・7回・21回・108回」です。

ただしこれは、効果を決める数字ではなく、祈るための区切りのようなものなんですね。

この記事では、

  • 真言は何回唱えるのが一般的なのか
  • 3・7・21・108回の意味
  • 一般の人が真言をお唱えする場合の適切な回数

を、分かりやすく解説します。

真言は何回唱える?基本の目安は「3・7・21・108回」

冒頭にも書きましたが、まず結論からお伝えすると、真言の回数には絶対ルールはありません。

ただし、仏教の伝統の中でよく使われてきた目安として

  • 3回
  • 7回
  • 21回
  • 108回

という区切りがあります。

この数字は、僧侶の修行や法要だけでなく、在家の実践でもよく使われています。

真言を唱える回数のルール

真言やご法号など、宗派や行法によって回数はまちまちです。

とてつもない回数唱える修行もあり、例えば虚空蔵求聞寺法の修行では、100日間で100万回(108万回)といった回数が出てくることもあります。

真言宗の普段の法要や祈祷では

  • 1回
  • 3回
  • 7回
  • 21回
  • 108回

などがよくある回数です。

法要の時間の長さに合わせて適宜に真言の回数やお経の回数を調整します。
拍掌など作法として1回だけ唱える真言もあります。

しかしこれは修行としての行法であり、一般の人が毎日行うことを前提にしたものではありません。

在家の実践ではむしろ、回数よりも「心を込めて継続すること」が大切、と多くの僧侶が説明しています。

つまり極端な話、1回だけでも意味はあるというわけです。

一般的な目安は「3回・7回・21回・108回」

とはいえ、目安がまったくないと始めにくいですよね。

そのため、仏教では昔から次の回数がよく使われてきました。

  • 3回:簡単にできる、基本の回数
  • 7回:少し集中した祈り
  • 21回:しっかり祈るとき
  • 108回:本格的な祈りや修行

初心者の場合は、簡単にまず最低3回から始めるのがいいと思います。
慣れてきたら7回唱えてみましょう。

一般在家と僧侶では回数が違うので

頻繁に行うものではありませんが、僧侶の修行では、

  • 百日一万遍
  • 何十万回
  • 百万遍

といった行が行われることもあります。

これを聞くと、「そんなに無理…」と思いますよね。

これは僧侶の修行で行っている時の回数です。
それも1日で唱える回数ではなく、長い期間かけて行う修法なので、一般在家の方にはオススメしていません。

なので、普通は、

  • 3回
  • 7回
  • 21回
  • 多くても108回

で十分とされています。

修行僧と同じレベルを目指さないでください。

なぜ「3・7・21・108回」なのか?数字の意味

大体基本は奇数の方が多いです。ではなぜ、このような回数が使われるのでしょうか。

それぞれの数字の仏教的な意味を考えてみます。
若干こじつけな感じやご都合主義な感じもありますが、そんな感じです。

3回が基本とされる理由

真言の基本回数としてよく挙げられるのが3回です。

この理由の一つが、仏教の三宝(さんぼう)です。

  1. 仏(仏さま)
  2. 法(教え)
  3. 僧(修行者)

密教では三密(さんみつ)もあります。

  1. 身密(動作)
  2. 口密(言葉)
  3. 意密(心)

この3つを大切にする考え方があるため、3という数字はとても重要なんですね。
世界的に見ても、「3」という数は扱いやすい数字ともいえます。

また、実際にやってみると分かりますが、1回だけだとあっという間に終わります。
3回くらい唱えると、呼吸も整い、少しずつ心が落ち着いてきます。
生理的なリズムとしても3回くらいが適しています。

つまり3回というのは、心を整えるためのちょうどよい回数とも言えるんですね。

7回・21回がよく使われる理由

仏教では7もよく使われる数字です。

  • 四十九日(7×7)
  • 七仏
  • 七宝

お釈迦様が生まれてすぐ7歩歩いたとかいう伝説もあるように、7に関係する教えが多くあります。
そのため、真言でも7回という回数がよく使われます。

そして21回は、7×3という区切りの良い回数です。

実際に21回唱えると、時間としては2〜3分ほど。

このくらいの時間になると、かなりお祈りした達成感が出てきます。

108回が特別とされる理由

108回は、仏教の中でも特に有名な数字です。

その理由は人間の煩悩の数が108とされているためです。

大晦日に鳴らされる除夜の鐘も108回ですよね。
また、仏教の数珠は通常108玉で作られています。

つまり108回唱えるというのは、煩悩を一つずつ手放していく象徴的な回数とも考えられます。

百万遍は100万回では無い

1万遍や100万遍などは、正確には10800回と108万回になります。
いちいち1万8百回というより、1万回と言った方がスムーズなので、普通はこう言います。
これは数珠の玉108個使って1単位として、それを何回も繰り返すのでこの数字になります。

つまり、108回を1セットとして100回繰り返すと10800回ですが、これを一般的に1万遍(1万回)と呼びます。
同様に、108回を1万回繰り返すと108万回になりますが、これを100万遍(100万回)と呼びます。

余談ですが、同じようなことがデジタルデータの単位でも当てはまります。
2の10乗である「1,024」が基本単位(1KB=1024byte、1MB=1024KB、1GB=1024MB)として計算されるので、10進数のメートル法と違って「1GB≠1000MB」な訳です。

初心者におすすめの真言の回数

ここからは、日常生活で実践しやすい回数を紹介します。

私自身もいろいろ試してみましたが、無理のない回数を決めることが一番大事だと感じています。

とりあえず始めたい人 → 1〜3回

最初は1回〜3回で十分です。

例えば朝、手を合わせて真言を3回唱える。

これだけでも、意外と心が落ち着くものです。

大事なのは、完璧な回数より「まず始めること」ですよ。

日課にしたい人 → 朝晩3回

習慣にするなら、私が一番おすすめしたいのはこの方法です。

  • 朝:真言3回
  • 夜:真言3回

たったこれだけですが、毎日続けるとかなり心が整います。

時間も30秒〜1分ほどなので、忙しい人でも続けやすいです。

本気で集中して祈りたいとき → 21回〜108回

次のような場面では、少し多めに唱えるのもおすすめです。

  • 願掛け
  • 大事な試験や仕事の前
  • 供養
  • 節目の日

この場合は

  • 21回
  • 108回

くらい唱えると、かなり深く満足できるはずです。

唱えた真言の回数を数える方法

数珠を使って数える

一番一般的なのは、手に持った数珠の玉を使って数える方法です。
特に数珠は、7、21、108回、108の倍数回、唱えるときに便利です。

そのために真言宗の数珠の珠には区切りの珠が入って、真言を唱えるのに特化した仕様になっています。

こんなふうに、親指の爪で珠を区切って真言1回につき玉1個進むと、決めた回数で終わることが出来ますよ。

目の前に7つある物で数える

両手が塞がっていて数珠が持てない時や長い真言を7回唱える時などは、そこで見えた7つ並んでいる物を使って数えます。

1回唱えてる間、7つの内の例えば一番左を見ています。2回目唱える時に左から2番目の物を見て・・・、最後の7つ目を見ている時は7回目の真言だという訳です。

勘で数える

最後は、勘で数える方法。もう体感で何となくです。

3回なら、唱えながら回数は何とか勘で覚えていられます。

7回なら、3回を2セットと最後の1回で合わせて7回になります。

21回以上は、まぁ、勘では正確な計測は無理です。真言を唱えながら「だいたい21回くらいかな?」という頃に終わってください。

そもそも数えない

数え方を教える記事でこんなことを書くのもなんですが、そもそも「数えない」こともあります。

例えば、法要中に次の作法へ移る指示を待つ間に唱え続ける時などがそうです。
決めた数を唱えるのが目的ではなく、「時間稼ぎ」や「タイミング調整」のためだからです。

この場合は数というより時間を合わせることが重要です。

真言の回数でよくある疑問(FAQ)

1回だけ唱えても意味はありますか?

はい、意味はあります。

真言は、回数そのものより心を込めることが大切とされています。

1回でも、丁寧に唱えることが大事なんですね。

回数を間違えたら良くないですか?

在家の実践では、基本的に問題ありません。

ただし、法要や儀式の場合は、寺院や導師の指示に従う必要があります。

例えば、浄土宗で「同唱十念(どうしょうじゅうねん)」と言って、「南無阿弥陀仏」をみんなで10回唱えるなど、儀式上決められた回数には従ってください。

回数が多いほど効果は強い?

必ずしもそうとは言えません。

回数が多いほど集中する時間が長くなるという意味では効果的ですが、それ以上に大事なのは心を込めて続けることです。

まずは3回からでも十分です。

ぜひ今日から、無理のない回数で真言を始めてみてください。

まとめ:真言は1度に唱える回数より「続けられる回数」が大事

最後に一番大事なポイントをお伝えします。

それは、回数よりも「続けること」です。

例えば、

  • 毎日3回を1年続ける
  • 108回を1日だけやる

どちらが効果的かと言えば、多くの人は前者だと思いますよね。

だからこそ、無理のない回数を決めることが大切です。

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