1、本堂・十一面観音

ご朱印・十一面観音
円覚寺のご本尊は、十一面観世音菩薩です。

津軽観音霊場第十番。

厩戸皇子御作と伝えられる観音像。
船玉大明神の本地仏で、北前船を嵐より導き助けたという信仰の対象に。
三十三年毎に御開帳されます。

ご朱印には「オンロケイジンバラキリク」という真言を書いています。
ちなみに、十一面観音にはもうひとつ「オンマカキャロニキャソワカ」という真言もあります。

2、薬師堂・薬師如来

ご朱印・薬師如来
薬師堂の薬師如来です。

薬師堂内に納められている薬師堂内厨子は青森県で最古の建造物になり、国指定重要文化財です。
病気平癒のご利益のある薬師如来が祀られています。
材質はヒノキで、六百年前の桧の残り香のため「香堂」ともいう。

ご朱印には「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」という真言を書いています。

3、金毘羅堂・金毘羅大権現

ご朱印・金毘羅大権現
江戸時代に建てられた金毘羅堂には金毘羅大権現が安置されています。
海上を航行する船の安全を見守る仏として、北前船商人の寄進により建立されました。

ご朱印には「オンヤキシャジンバラソワカ」という真言を書いています。

金毘羅大権現の御真言として、「オンクビラヤソワカ」と唱えられている寺院もあります。
これは、薬師如来十二神将の宮毘羅大将を本地仏としているためです。

しかし、円覚寺では古来から宮毘羅大将は夜叉の神ということで、夜叉の総呪である「ノウマクサンマンダボダナンヤキシャジンバラソワカ」とお唱えしていました。
ご朱印でもそれにならって書いています。

ご朱印を書くにあたっては「ノウマクサンマンダボダナン」の部分を「オン」に書き換えていますが、
どちらも「帰依します」という意味で同じです。

4、稲荷堂・稲荷大明神

ご朱印・稲荷大明神
金毘羅堂と棟続きになっている稲荷堂の稲荷大明神です。

円覚寺の鎮守として祀られています。

五穀豊穣の福徳をもたらす伏見稲荷の神様で、翁の姿をしている尊像です。

ご朱印には「オンバラダハンドメイウン」という真言を書いています。
稲荷大明神の本地仏が如意輪観世音菩薩なので、如意輪観音の御真言です。

5、龍灯杉・大愛海龍王

円覚寺境内入り口にそびえる杉の巨木。
津軽龍神霊場札所。

樹齢は約1200年で、幹回り7m、樹高40m。

北前船が嵐に遭遇した時に船乗り達が神仏に一心に祈ると、円覚寺の杉の梢から一条の光が放たれ、その光を頼りに港へ流れ着いたといいます。
観音様が杉に龍神様を宿して命を救ったという言い伝えから、「龍灯杉」と呼ばれるようになりました。

6、見入山観音堂・如意輪観音

ご朱印・如意輪観音
見入山大悲閣の如意輪観世音菩薩です。

津軽観音霊場第九番。

JR追良瀬駅から追良瀬川上流へ5.5kmの場所にあります。
室町時代開山の修験道の行場。

津軽三十三観音巡礼の際には9番と10番の二つのご朱印は円覚寺で押しています。
なお、十和田の奥入瀬渓流とは違うのでご注意下さい。

ご朱印には「オンハラダハンドメイウン」という真言を書いています。

稲荷大明神の所で、如意輪観音の御真言は「オンバラダハンドメイウン」だと書きましたが、なぜか円覚寺では「オンハラダハンドメイウン」と書いていました。
日本語でも同じような音の言葉を違う漢字に変化させて書き換えることがありますが、サンスクリット語も日本で唱えられる時にそのような変化をすることがあります。
言語の意味的には違う言葉になってしまいますが、信仰の上の言葉なので言語学的な間違いよりも信仰のほうが勝り、今に伝えられているのです。
というわけで、円覚寺では如意輪観音ご朱印には「オンハラダハンドメイウン」と書いています。