辰年生まれ・巳年生まれの人の守り本尊である普賢菩薩の種子について、詳しくご紹介します。
普賢菩薩については、こちらもご覧下さい。
普賢菩薩の種子とは
種子とは、種子字ともいい、仏を象徴する文字です。
真言の一部を取ることもありますが、そうでないこともあります。
それぞれの経典に書かれていることを根拠として使用されます。
普賢菩薩の種子(種子字)はウーン、アク、アン、キャの4つが知られています。
お守りや塔婆には「アン」を書きます。
普賢菩薩は十三仏の28日目の主尊です。
写真は円覚寺26世住職海浦義観が本堂内陣格天井に書いた梵字のうちの「アン」です。
大正5年からの本堂建て替えの時に、26世住職が梵字を書き、27世住職が周りの彩色を施しました。
天蓋のすぐ隣なので、少し見づらいです。
普賢菩薩の種子字の書き方
「ア」字を書いて上に点つけるだけ。
書き順に画像を載せます。
4と5の順番を逆に書く書き方もあります。
1、まずは書き出しの命点からスタート
2、横に。
3、斜め左下に。
4、右にアーチ状に。
5、下に下がって、最後は左上方向に筆に力を入れて止める。
6、右側に縦に書く。書き始めは右上から左下へ少し進んでから下へ。最後を左へ曲げておくと次が書きやすい。
7、ウグイス点を書く。筆を真横に持って鳥の形に。
8、上の真ん中に点。左・右の順に半円ずつ書く。
普賢菩薩の種子字を日常生活に取り入れる方法
普賢菩薩の真言を唱えることと同様に、種子をお守りとして身につけることもあります。
お寺で授与されている梵字が入ったお守りや、財布に入れる梵字カード。
スピリチュアル系の開運本などにもいろいろ紹介されているので、お好きな方はお持ちいただけばよいかと思います。
なお、自分の金銭感覚と比較して高価すぎるものはお控え下さい。