普賢菩薩を表す梵字(種子)の一つとして「アン」が知られています。
種子とは、仏さまを一文字の梵字で象徴して表すものです。普賢菩薩には複数の種子が伝えられていますが、お守りや塔婆などでは「アン」が用いられることがあります。
この記事では、普賢菩薩の梵字・種子の意味と、「アン」の書き方を写真付きで紹介します。
普賢菩薩については、こちらの「普賢菩薩」とは?の記事をご覧下さい。
普賢菩薩の種子(梵字)には「ウーン」、「アク」、「アン」、「キャ」など複数ある
普賢菩薩の種子(梵字)としては、「ウーン」「アク」「アン」「キャ」などが知られています。

- ウーン
- アク
- アン
- キャ
このうち、一般的にお守りや塔婆などには「アン」を種子として用いることが多いです。
真言の一部が種子として用いられる場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。経典や伝承などをもとに、それぞれの仏さまを象徴する文字が用いられています。
普賢菩薩の種子が複数あるのは、経典や伝承、宗派、用途によって用いられる文字が異なるためです。どれか一つだけが唯一正しいという意味ではありません。
普賢菩薩の種子字の書き方
ここからは、「アン」の書き方を紹介します。

写真は円覚寺26世住職海浦義観が本堂内陣格天井に書いた梵字のうちの「アン」です。
大正5年からの本堂建て替えの時に、26世住職が梵字を書き、27世住職が周りの彩色を施しました。
「ア」字を書いて上に点つけるだけ。
書き順に画像を載せます。
4と5の順番を逆に書く書き方もあります。
1、まずは書き出しの命点からスタート

2、横に。

3、斜め左下に。

4、右にアーチ状に。

5、下に下がって、最後は左上方向に筆に力を入れて止める。

6、右側に縦に書く。書き始めは右上から左下へ少し進んでから下へ。最後を左へ曲げておくと次が書きやすい。

7、ウグイス点を書く。筆を真横に持って鳥の形に。

8、上の真ん中に点。左・右の順に半円ずつ書く。

普賢菩薩の種子字を日常生活に取り入れる方法
普賢菩薩の真言を唱えることと同様に、種子をお守りとして身につけることもあります。
普賢菩薩の真言については、こちらの普賢菩薩の真言の唱え方、梵字と意味の記事をご覧下さい。お寺で授与されている梵字が入ったお守りや、財布に入れる梵字カード。
スピリチュアル系の開運本などにもいろいろ紹介されているので、お好きな方はお持ちいただけばよいかと思います。
なお、自分の金銭感覚と比較して高価すぎるものはお控え下さい。





