春祈祷で祀るお札と御幣の説明
春祈祷では、家庭や仕事場の安全を守るためのお札や御幣をお清めし、新しい一年の無事を祈ります。
ここでは、それぞれのお札や御幣の意味と祀り方を紹介します。
お申し込み方法については、以下のページをご覧ください。
春祈祷のお申し込み方法
皆さまにお配りするお札・御幣
すべてのご家庭に共通してお渡しするものです。
- 神棚に祀るお札
- 戸札(表口・裏口・居間・台所の4ヶ所に貼るお札)
- 台所・居間・神棚に祀る御幣
神棚に祀るお札

神棚に祀る、円覚寺ご本尊・十一面観世音菩薩のお札です。
神棚にお社(やしろ)がある場合は扉の中に納め、他のお札と一緒でも問題ありません。
お社がない場合は、神棚の上や高い棚の上など、目線より高い場所にお祀りください。
神棚が無い家で、普段からお札を授かった時に置く場所が決まっていたら、そこにお祀りください。
お札の向きは、東向き(拝む人が西向き)または南向き(拝む人が北向き)が一般的です。
鬼門(北東)と裏鬼門(南西)を避けることを意識すれば十分です。
戸札(表口・裏口・居間・台所の4ヶ所に貼るお札)

それぞれのお札の左下に貼る場所が書かれています。
糊やテープで貼り、屋内外どちらでも構いません。
台所に祀る御幣1(龍神)

水を司る神様・龍神を祀る御幣です。
かつては水瓶に祀られていましたが、現在は台所や炊事場にお祀りします。
棒の部分(ヨシ)を壁に貼る、小瓶に刺すなど、落ちないよう工夫してください。
台所に祀る御幣2(三宝荒神)

火の神様・三宝荒神を祀る御幣です。
昔はかまどの神として、現在ではガスコンロやIHなどの火まわりに祀ります。
落下しても危険のない、安全な位置に設置してください。
居間に祀る御幣

鉾(ほこ)の形をした御幣で、家庭の平安を祈ります。
居間にお祀りしますが、神棚が居間にある場合は神棚の中に納めます。
神棚に祀る御幣

神棚の中に立てる左右一対の御幣です。
御神酒入れの徳利に差して祀ることが多く、家庭を守る清めの御幣です。
必要な方だけにお配りするお札・御幣
漁業関係者の方:魚の御幣

漁業や海に関わる仕事をされる方に授与します。
破れやすいため半紙に包んでお渡ししています。
中には、船と網にかかった魚の形をした御幣が入っています。
2本の御幣を離して立てると、船の形になります。写真のように設置してください。

神棚に置く五本立て(三本の場合もあり)
五本立てをお持ちの方は、本体も必ず同封してください。
新しい御幣を取り付けてお返しいたします。
古い御幣は取り除いても、そのまま付けたままでも構いません。
神棚のお社の前に設置します。

厄年の方に授与するお札・御守
お申し込みの際に、生まれ年と性別をお知らせください。
厄年に該当する方には、厄除けの御札と御守を授与いたします。
厄年は数え年で判定します。男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳が本厄です。
男性41歳・女性32歳は前厄、男性43歳・女性34歳は後厄にあたります。
また、九曜星による星厄(火曜星・羅喉星・計都星)に該当する方にも、同様に御守を授与いたします。
お申込み方法については、以下をご確認ください。
春祈祷のお申し込み方法