生まれ年の十二支で決まっている守り本尊のことを、一代守りと言います。

青森県では一代様(いちだいさま)と呼ぶことが多いです。

特に青森県の西側半分の津軽地方では信仰が盛んで、新年お正月の初詣のほかに、自分の生まれ年の一代様をお祀りしているお寺や神社にもお参りに行く人がたくさんいます。

青森県で辰年生まれの一代様(いちだいさま)のお参りするお寺は?

辰年の一代様は普賢菩薩さまです。

お参りするお寺は、弘前市愛宕(旧岩木町愛宕)にある、橋雲寺というお寺です。
通称「あたごさん」、「あたごさま」と呼ばれます。

橋雲寺は、真言宗のお寺で津軽弘法大師霊場第8番の札所です。

第八番札所 愛宕山 橋雲寺(あたごさん きょううんじ)

津軽五山のひとつとして、津軽の殿様からの庇護を受けていました。

橋雲寺は、藩政時代には百石の寺禄を得、また藩では特に重視し夏の例祭には参詣、もしくは代参が常であった。

また、橋雲寺の護摩堂は、歴史的な価値があります。
その建物は、明治時代に天皇の寝所として建てられたものを移築したもので、その歴史を知って見ると感慨深いものがあります。

当寺の護摩堂(祈願所)は、明治十四年、天皇東国行幸の際に当時本町にあった呉服商の金木屋が青森県経済界の委託を受け、天皇の寝所として建立したものを移築、寄進したものである。

第八番札所 愛宕山 橋雲寺(あたごさん きょううんじ) | 津軽弘法大師霊場

さらに、橋雲寺では旧暦6月23日~24日に夏季例大祭、9月24日に秋季大般若会・火渡法要厳修が行われ、多くの人々が訪れます。

辰年生まれの一代様(いちだいさま)橋雲寺のアクセスは?

googleマップに愛宕神社となっている所は橋雲寺の奥の院です。
車では登れません。

マップで橋雲寺となっている所がお堂と庫裡(住職の住宅)で駐車場もありますが、そこまで行く坂道が急なので登れない事もあります。

実際に口コミでも車がスタックした話があるので、下の広い道路に駐めた方が安全かと思います。
地元の人は慣れているのでしょうけど。