みなさん、写経を書いて書き損じたことはありますか?
うっかり書き間違うことはよくありますよね。
書き間違ったときには、ある方法で訂正できます。
失敗した写経の修正・訂正方法はこちらの記事に書いていますので、ご覧ください。
でも、修正しないで、最初から書き直したいときもありますよね。
そんな時、失敗していらなくなった写経用紙の処分にお困りではないですか?
この記事では、写経用紙の廃棄処分の方法をお知らせします。
方法1、お寺に納める(奉納する)
完成した写経と一緒に納める
失敗した写経用紙を保存しておいて、完成した写経を納める時に一緒にお寺へ持って行くという方法です。
写経奉納を受け付けているお寺へ納めます。
訳を話して、一緒に渡せばお寺でお焚き上げなどの処分をしてくれると思います。
受け取ってもらえないときは、そのお寺の決まりなので仕方がありません。
別の方法を試しましょう。
失敗した写経だけ納める
完成した写経はもう納めてしまった。
けど、失敗した写経用紙がたくさん残っている。
そんな時は仕方が無いので、失敗した写経だけ持ってお寺へ納めに行きましょう。
写経の奉納を受け付けているお寺であれば、失敗した用紙だけでも受け取ってくれると思います。
でも、お寺の決まりで受け取らない事もあるかもしれません。
そんな時は無理に言ってもだめなので、別の方法を試しましょう。
古いお守りや正月飾りと一緒に納める
古いお守りやおふだを納めたり、正月飾りや書き初めを納めて「どんど焼き」する所に出しましょう。
受付の箱に入れていい物といけない物が注意書きされていたりします。
よく確認してから入れましょう。
方法2、自分で処理をする
自分で焼く
田舎の風習では、自分で塩をかけておふだやしめ飾りを焼くことがあります。
家の庭や畑や、こちら深浦町では海岸で焼いたりしました。
少量であれば、塩を振って清めて焼くという方法もあります。
焼いて残った灰は、足で踏まないような普段歩かない所、例えば畑の隅のほうなどに埋めましょう。
燃えるゴミに出す
都会では勝手に物を焼ける場所がないので燃えるゴミに出すことになります。
失敗して完成していない写経は貴いお経にはなっていないのでゴミに出しても構わないと考えれば、燃えるゴミとして捨てることもできます。
とは言っても、生活のゴミと一緒にするのも気が引けるものなので、粗末にならない作法をお知らせします。
- 他のゴミと一緒にならないように、写経用紙だけを封筒に入れる。
- その封筒に塩ひとつまみ入れる。
- 「失敗したのでゴミに出します。お世話になりました。」と感謝する。
そして、ゴミに出した後に何か悪いことがあっても、写経を捨てた事のせいにしないでください。
方法3、円覚寺へ郵送する
- 納めるお寺の心当たりがない。
- 近くに写経奉納を受け付けるお寺がない。
- 失敗した用紙を持って行ったら断られた。
- 燃えるゴミに出すとバチが当たりそうで怖い。
- 燃やしてもいい場所がない。
そんな時は円覚寺へ郵便で送ってください。
奉納料は1000円以上のお志とさせていただいております。
奉納料を同封して郵送してください。
失敗した用紙も同封いただいてもかまいません。
〒038-2324
青森県西津軽郡深浦町大字深浦字浜町275
円覚寺
0173-74-2032
料金はいくらぐらいか
写経奉納の寺納金はお寺によって違いますが、1000円~2000円が多いと思います。
ですから納めるお寺に従ってください。
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